院長勝俣正之
1980年東京歯科大学卒業。1986年の開業以来、診療を通して地域の歯の健康を支えてきながら、東京都歯科医師会の副会長も務める。一般歯科から小児歯科、矯正歯科、歯科口腔外科までの幅広い診療に対応する傍ら、80歳で20本の歯を残す「8020運動」を推奨。患者と歯科医師がともに目標達成をめざすことを重視し、口腔内の健康を全身の健康につなげるような診療を行う。
生涯にわたって通えるクリニックをめざし
口腔機能低下の予防にも力を入れています
開院以来、30年以上にわたって地域の「お口の健康」を見守ってきました。日々の診療を通して「8020運動」にも取り組み、80歳になっても自分の歯を20本保つことの大切さをお話ししています。80歳で20本の歯があれば、自分の歯でおいしく食べることができ、病気にもなりにくいと言われているからです。
当院では、「口の中から全身を診て病気を予防する」という医院コンセプトに基づき、「オーラルフレイル」の早期発見・早期治療に力を入れています。オーラルフレイルは、加齢に伴う歯の減少や口腔内環境の悪化によって、口腔機能が衰えることを指します。口腔機能が衰えると食べる力や話す力が弱まり、栄養不足や気分の落ち込みなどにつながって、やがて心身ともに弱まってしまうのです。
明るく健やかなシニアライフを送るためには、心身の機能維持が欠かせません。当院では定期的なケアとトレーニング、適切な治療を通して口腔機能の低下を防ぎ、「80歳で20本」の達成と合わせて、皆さんの健康長寿に貢献したいと考えています。
副院長勝俣弾
2009年東京歯科大学歯学部卒業。東京都内の歯科クリニックで研鑽を積み、横浜市内の歯科クリニックでは院長として多様な歯科疾患の診療に携わる。2019年に勝俣歯科医院の副院長に就任し、院内を全面的にリフォーム。同時に歯科医院としての新しい理念も定め、「かつまた」の頭文字に合わせた「輝き・つながり・守る・頼れる」を大切に日々の診療を行っている。
シニア世代の「お口のトラブル」を
オーラルフレイルの予防と改善につなげます
2019年から当院の診療に加わり、院内リニューアルと同時に新しい治療方法も導入しました。父が長い時間をかけて築き上げてきた「患者さんとの信頼関係」を大切に、お一人お一人のお悩みにしっかり応える歯科医療のご提供に努めています。
加齢に伴って口腔機能が低下し、やがて全身に影響を及ぼす「オーラルフレイル」は、高齢者さん自身より、ご家族が気づくケースが多くなっています。食べこぼしや食事中のむせ、滑舌の悪さなどが続くような場合は、オーラルフレイルの可能性があります。1つ1つは些細なことでも、放っておくと食欲の減退や社会性の低下につながり、要介護リスクも高まります。また、口腔機能低下はシニア世代の問題だけではなく若い世代でも同様に起こっています。
口腔機能の低下を早期に食い止め、適切な予防や治療につなげるためには、周囲の気づきが大切です。小さなサインを見逃さないように、毎日の「噛む・飲み込む・話す」をさりげなくチェックし、「ちょっとおかしいな」と思ったらお気軽にご相談ください。
オーラルフレイルの
改善をサポートします
自分の歯でおいしく食べ、健康な毎日を過ごしていただくために、オーラルフレイルの早期発見と症状の改善に力を入れています。
詳しく検査し、患者さんに
合ったケアを提案
口腔内の状況を正確に把握していくため各機能を詳しく検査し、患者さんの状態に合ったケアやトレーニングをご提案します。
トレーニングで
機能改善をアシストします
お口まわりの筋肉や舌の動き、唇の位置、呼吸法などのトレーニングを行い、「噛む・飲み込む・話す」の機能改善をめざします。
気になることがあるときは、
ご相談ください
パートナーや親御さんなどの「噛む・飲み込む・話す」に気になる点がありましたら、これからの健康のためにもご相談ください。
オーラルフレイルの特徴
オーラルは口腔、フレイルは虚弱を意味します。噛む、飲み込むなどの口腔機能が弱まると、食べ物をしっかり食べることができなくなり、栄養不足が体にも影響を及ぼします。また、話す機能に衰えが出てくると会話が減り、気分の落ち込みにもつながることも。健やかな口腔機能を保つことは、食事や運動による体力維持、社会活動の維持にもつながり、健康寿命を延ばすことにも役立ちます。
検査・診断
口腔内環境、咬合力や舌圧などの個別的機能、咀嚼・嚥下における総合的機能の3分野・7項目について専用の検査機器を用いた精密検査を行い、数値データの評価を行います。7項目のうち3項目以上が該当する場合はオーラルフレイルと診断し、お一人お一人の状態にマッチした「口腔機能向上プログラム」を立案。丁寧なケアとトレーニングによって、衰えた機能の回復をめざします。
口腔内環境へのアプローチ
生まれ持った歯だけでなく、口に入れる義歯を清潔に保つことも大切です。当院では通常のブラッシング方法に加え、義歯を使用している場合は義歯のブラッシング方法や薬液洗浄の方法なども指導しています。また、唾液は加齢のほか、内服薬などの影響によっても少なくなります。さまざまな原因によって起こる口腔乾燥を改善するため、唾液腺の萎縮を防止するマッサージ指導も行っています。
口・唇・舌の機能へのアプローチ
咀嚼力の低下は、歯の欠損や義歯の不適合による噛み合わせの問題のほか、加齢や脳血管疾患による神経や筋肉の機能低下などによっても起こります。当院では、近年メディアでも紹介されるようになってきた口腔周囲筋を鍛える自宅トレーニングを中心に、舌の機能を鍛えていくストレッチや器具などを用いた舌訓練も行い、口まわり・唇・舌の機能向上をサポートしています。
咀嚼・嚥下機能の改善
食べこぼしや食事中のむせなどの嚥下障害は、食欲だけでなく、食事の多様性まで引き下げます。摂食嚥下機能が弱まると全身の筋力が弱まる全身フレイルの原因になり、要介護や誤嚥性肺炎などのリスクも高まってしまいます。当院では口腔機能トレーニングのほか咀嚼調整食品などを用いた訓練も提案。口腔機能を回復させることで、むせることを減らしていきます。そのことで他の歯科治療も受けやすくなります。
Smile Fit Dental Studio
東急東横線 祐天寺駅から徒歩2分
